Vol.16 ケントン・ステァさん
Vol.15 尾崎ななみさん
EPW members interview Vol.15
尾崎ななみ
株式会社サンブンノナナ代表取締役
Profile
伊勢志摩産あこや真珠ブランド「SEVEN THREE.(セブンスリー)」を立ち上げ、出身地でもある三重県伊勢志摩の観光大使「伊勢志摩アンバサダー」としても活動中。
真珠の新たな可能性を切り拓くブランドディレクター・尾崎ななみさんにお話を伺いました。
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お仕事について
伊勢志摩で真珠養殖を営む祖父のサポートがしたい想いから、ジュエリーブランド「SEVEN THREE. (セブンスリー)」を立ち上げました。祖父が大切に育てた真珠を、孫の私が世に送り出す。ブランドの運営やディレクションは、すべて自分で手掛けています。
高校卒業後に上京して地元を離れましたが、10年前から東京と三重を行き来する中で、祖父の仕事を間近で見る機会が増えました。そこで、真珠業界の現状や課題を知り、ジュエリー業界での経験はなかったものの、独学で学びスタートしました。
ブランドを代表する商品となったのが「金魚真珠」です。真珠業界では、丸く均一な形が取引されるのですが、流通に乗らなかった真珠を見たときに、これも良いのに何故買い取ってもらえないのか納得ができなかったんです。私はこれらの真珠も好きで、新しい価値を持たせ流通させるために「金魚真珠」と名付け、自社ブランドで展開することにしました。真円も美しいけど、見方を変えれば、これこそ自然が生み出した唯一無二の形。「個性を大事にする」という流れが強くなってきた時代だからこそ、たくさんの方に共感してもらえました。あこや真珠、伊勢志摩の魅力を伝えたいと思って発信を続けていたら、様々な媒体から取材をいただき、孫と祖父という組み合わせでフィーチャーしていただくこともあればサステナブル、地方創生、マーケティング面でも取り上げていただくこともあります。
EPWへの入会のきっかけ
EPWを知ったのは、知人が先に入会していて「面白い場所がオープンしたよ」と教えてもらったのがきっかけでした。最初はオフィスを持つ予定もなかったのですが、見学に来たら雰囲気がすごく良くて。「ここは面白い出会いがありそう!」と思って、入会しました。
コロナ禍で、人とリアルに会う機会が減っていた時期だったのですが、EPWではいろんな職業の人が活発的に交流していて、止まるのではなく、動き続ける場所として衝撃的な出会いでした。
EPWの魅力
EPWの一番の魅力は「人とのつながり」。本当にいろんなバックグラウンドの人がいて、偶然の会話から新しいアイデアが生まれることが多いんです。
飲み物を取りに入ったタイミングで、カウンターで会話が始まったり、メンバーさんが打ち合わせ中の時に横を通ったら「紹介したい方がいる!」と繋いでくれたり。そういう出会いが自然に生まれるのも、メンバーさんの人柄の良さも好きなところです。作業をするだけなら他にもオフィスの選択肢はあるけど、「コミュニティの深さ」「人と関わることで生まれる価値」は、ここで経験させてもらいました。
メンバー同士で仕事をお願いする関係性もあれば、仕事をしているわけではないけどいつも一緒にいたり。社会人なんだけど、学校のような不思議な感覚の場所です。そして、EPWメンバーは辞めた後もみんな仲が良くて、ご飯や旅行も行くし、辞めたからといって縁がなくなるわけでもない、ここでの出会いが一生ものになりましたね。
EPWのコミュニティスタッフさんからも素敵なご縁を繋げてくださる事が多く、感謝の気持ちでいっぱいです。
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