1F 2F 3F 4F 5F 6F

Vol.13 Alex Shapiroさん

Alex Shapiro
Alex Shapiro

EPW members interview Vol.13

Alex Shapiro
「Tokyo Portfolio」代表/「Tokyo Weekender」ディレクター

Profile

アメリカ・ロサンゼルス出身。高校、大学と2回の日本留学を経て、新卒で日本での就職を決めた。現在は、東京を中心とする日本の高級物件をインバウンド向けに売買仲介する「Tokyo Portfolio」を主軸に、日本現存最古の外国人向け英字メディア「Tokyo Weekender」のディレクターとしても活躍。

自身が惚れ込んだ日本を海外へ発信し続けるアレックスさんにお話を伺いました。

他のどことも違う、日本でビジネスを開始。

日本にはかれこれ10年ほど暮らしています。子どもの頃は親の旅行や出張に付き添うことが多く、ほとんどの大陸を訪れたのでは。日本に初めて来たのは2007年、高校生でした。「ここは他の国と何かが違う、もう少し知ってみたい!」と思い、高校生で最初の留学をすることに。その後再び大学の交換留学をするまで、すべての休暇を日本で過ごしました。

今は、外国人の富裕層に向けて日本の不動産を紹介しています。不動産業で一番大変なのは物件を探すこと。海外のお客さんが望む広さ・価格の物件は、日本にはなかなかありません。たとえ存在していても、情報はクローズドで内々で決まってしまうんですね。地元ロスではオープンになっていることが多いので、初めは戸惑いました。個人的な付き合いから地道にネットワークを広げ、徐々に情報をキャッチできるようになりましたが、今後はこれをもっと強めていくのがミッションです。

日本と海外を繋げる仲介。

不動産には元々興味があったこともあり、投資目的でいろいろとチェックしていたんです。YouTubeに動画を2本ほど上げてみると、1ヶ月経った頃にすごい反響があって。「これは将来性があるな」と、「Tokyo Portfolio」のチャンネルを本格始動することにしました。ライバルは多くないとはいえ、チャンネル登録者数は10万人超。業界トップだと自負しています。

このYouTubeには、メディア業界での経験が活きています。現在もディレクションを務める「Tokyo Weekender」の前には、旧「20世紀フォックス」でのPR・マーケティング、「タイムアウト東京」などで働いてきました。ロスにいる私の一族がテレビや映画の世界で生きているので、メディアの仕事が身近だったんですね。

「Tokyo Weekender」では表紙の企画をしたり、コンサルをしたり、と外部スタッフではありながら重要な役割を担っています。このメディアも海外の富裕層へ向けたものですが、実はEPWを知ったのは「Tokyo Weekender」を通してだったんですよ。ロンドンのソーホー・ハウスに似ているな、と気になっていて。

EPWで広げ、強める“コミュニティー感”。

「Tokyo Portfolio」の活動はYouTube、SNS、ホームページというオンラインがベースでしたが、路面店もオープンしました。お客さんとの対面でのやり取りにはEPWが大活躍しています。物件探しはロングタームでのお付き合いになるので、打ち合わせやお茶など、さまざまなタイミングでお客さんを招待。EPWでお話しすると、私が身近な人間であることがより伝わりやすいと思うんです。何より居心地がいいですしね。

EPWは「世の中にはこんな会社があるのか」という発見と、その代表の方に会えるのが面白いですね。違う世界にいる人と、スッと話せる環境というのが魅力的。本当はライブラリーで仕事をしていた方がいいのかもしれませんが、ついついソファやテラスで話し込んでしまいます。冬の間はこたつがあるのも最高!

実は、「Tokyo Portfolio」にはEPWのメンバーでもある松野泰治さんをパートナーに迎えています。EPWを運営する「ソルト・グループ」とは、これまでにもイベント企画などコラボレーションがありましたし、ほかにもメンバーの人たちと何かできたらいいなと思っています。そう思える素敵なメンバーがたくさんいるのも良いですね。

Alex Shapiro

Interview with