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「チャイトラの月」( Veda Calendar Meditation )

チャイトラの月『幸福と祝福を浴びる瞑想』

3月21日・28日・4月11日月曜日の Veda Calendar Meditationはチャイトラの月となります。

3月15日から始まるチャイトラの月。

知識や創造の神としてあらわされるブラフマ神がこの宇宙を創ったのが、このチャイトラの月の14日目と言われています。
それ以降、徐々に惑星や銀河を創り出し、季節を生み出しました。また、太陽と月の動きを作ったことにより、初めて時間の概念も生まれました。
この月は宇宙が始まった非常に重要でおめでたい月であり、宇宙の始まりのエネルギーの祝福を得られる特別な月だとされています。
この月にしっかりと瞑想をすることで、今年1年の成功に必要な幸運とエネルギーを受け取ることができると言われています。
ちなみに、ヴェーダの教えでは、チャイトラの月の14日目にヴェーダの聖典と言われる『バガヴァット・ギータ』や『ラーマヤーナ』を学び始める習わしがあり、この月にそれらを読むことが縁起が良いとされています。そんな伝統に習って、ヴェーダについて学びを深めてみるのも良いかもしれません。

ヴェーダ暦って?~What is Veda ?~
ヴェーダ哲学には『人間と宇宙はひとつ』という教えがあり、ヴェーダ暦はその考えに基づいています。
宇宙には多くの星があり、それぞれの星は良いエネルギーと悪いエネルギーを持っており、宇宙から私たちに与えられるエネルギーは暦によって変化します。
宇宙から良いエネルギーがやってくるとき、そのタイミングで何をすべきなのか、何をしてはならないのか、古の賢者やヨギーたちはそれらを経験しながら、理解し生活に取り入れていきました。
宇宙の営みに合わせて私たちの暮らしを整える素晴らしい伝統、蓄積された叡智ともいえるライフスタイル全体に対する教えが残されているのが『ヴェーダ暦』なのです。
自分をみつめ、自然とリズムを合わせ、意識の開放へと繋げていきましょう。

PROFILE


ニーマル・ラージ・ギャワリ氏


ネパールにて、祖父が創立した王立アローギャ・アシュラムで9歳から本質的なヨーガ(アーサナ、呼吸法、メディテーション)の研鑽を積み、古来からのヒマラヤメディテーションの叡智の継承者。15歳より王族、政府要人らへの指導を開始した世界の瞑想界のサラブレッド。22歳でヨガメディテーションの博士号を取得し名門Tribhuvan大学で経営学科を卒業し、ビジネスにも精通したメディテーションの研究者となる。 約30年間、20カ国で教え、2003年来日後にヨガ&メディテーションティーチャーを100名以上輩出したプロの教育者。2019年よりスワル株式会社を設立。現代人に合ったメディテーションやマインドフルネスの多数の手法・ビジネスパーソン向けのニーマルメソッドを提供している。